ビジネス会計人クラブは、会計人を中心とした専門家のための知識習得と研鑽を目的とした任意団体です。

2022年の補助金（ものづくり補助金・事業再構築補助金など）は、新しい事業を行う企業の設備投資に対して補助を行うかたちに加え、新型コロナウイルス感染症や、物価高騰等の影響を受けて業績が悪化した企業に対する支援に重点が置かれていました。しかし2023年からは、そうした支援も行いながらも、中小企業が新しい市場や新しい製品・サービスに進出するための「成長戦略」支援により重点を置く内容にシフトされています。
会計事務所など中小企業をサポートする事業者では、顧問先等から補助金の相談を受けることが多いと思われますが、補助金は頻繁な要件変更に加え、申請システムも毎年複雑になってきています。また、補助金が採択されるためには、精度の高い事業計画書を作成しなければならず、そのため実際に補助金のサポートを行う場合、かなりの時間とノウハウが必要になります。
以上のような大変さはありますが、支援者のメリットとしては、顧問先と共に、成長戦略の策定や、計画の作成に関与することを通じて、顧客との関係性が非常に高まることが期待できます。
　今回、大きく制度が変わる「事業再構築補助金」を中心に、①新制度の概要、②採択されるための考え方とテクニック　③補助金の支援を効果的・効率的にする方法、を、事例を紹介しながら、ご説明をいたします。

講師プロフィール

税理士法人Ｎ総合会計と共に経営理念やビジョンを共有する経営コンサルティング会社。ものづくり補助金・事業承継引継ぎ補助金・事業再構築補助金等の公的支援策に必要な事業計画書の策定の支援。直近２年間の採択率は70％以上。Ｍ＆Ａ分野においては、中小企業・小規模事業者に特化した展開をおこなっており、セミナー・相談会の開催、会計事務所とのネットワークを生かした勉強会に参加するなど、幅広い活動を行っている。

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