ビジネス会計人クラブは、会計人を中心とした専門家のための知識習得と研鑽を目的とした任意団体です。

企業支援における金融機関との協働を極める

職業会計人が関与する企業経営者をサポートするためには、各金融機関との連携が欠かせないことはいうまでもありませんが、金融機関との信頼関係を構築し、問題解決の糸口を見つけるための交渉をすることは容易ではないことも事実です。今後さらに金融機関との高度な協働が求められるなか、事業融資のみならず、企業再生やM&A等の場面でも、税理士として、支援企業と金融機関との融和を図り、円滑な交渉を進めることが肝要となります。
そこで今回は、大手メガバンクにて永年、法人取引に従事されてきた税理士 前田靖氏と、金融機関対策を事業の柱とされる公認会計士 大磯 毅氏のお二人に、それぞれ対極的な目線でお話しいただきます。前田靖先生からは、主に経営者保証の解除やリスケ要請を金融機関と交渉する時に留意すべきポイントや具体的な交渉方法について、大磯毅先生からは、企業再生（特に私的整理）の局面で、会社の窮境原因や経営改善の方向性を明らかにするために行われる財務デューデリジェンス及び事業デューデリジェンスのポイントについて、さらにそのデューデリジェンスの結果を基に作成される再生局面での事業計画の策定手法について、各事例を交えてお話しいただきます。多数の参加をお待ち申し上げております。

講師プロフィール

前田税理士事務所　税理士　前田 靖氏

昭和62年立命館大学経営学部卒業、同年株式会社住友銀行（現三井住友銀行）入行。
主に営業店で大企業から中小企業まで法人取引に従事。約5年間主力先の上場企業に出向し、経営再建の現場を経験。法人営業部副部長、本店上席推進役を経て、平成23年退職。平成27年税理士登録、税理士法人、公認会計士事務所勤務を経て平成28年9月開業。金融機関交渉サポートの他、ＰＬやＣＦを改善する経営コンサルティングを展開中。

株式会社わかば経営会計　代表取締役　大磯 毅氏

平成18年京都大学経済学部卒、公認会計士・税理士・中小企業診断士
大阪・東京の2拠点で8名の公認会計士を擁し、「中小企業の未来を創造する」を経営理念として、企業再生・M&A・事業承継・成長支援などの財務・経営コンサルティングサービスを展開中。